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袖の居住まい

OZは細かい場面転換が多い。そのことごとくを劇団員がこなしている。これだけの転換をいちいちスタッフを雇ってやっていたのでは、すぐ公演に赤がでてしまう。劇団ならではということである。
疾走感あふれる激しいシーンが連続のOZ。とはいえ急に処理暗室などの静かなシーンも挟み込まれている。このとき袖の中では団員たちが次の場面の転換の準備をしている。大きな台を分解したり、パネルの位置を組み替えたり。こんな作業の中でもベテランは現在進行している舞台への配慮を忘れない。足音も小さく、物を音もなく移動させたりする。これが若手には難しい。ついついテンパって雑に扱い、結果大きな音を舞台側へ漏らしたりしている。
出番を待っている役者でもそうだ。ベテランと若手では袖での居住まいが違う。転換の上手な役者はお芝居も上手ということである。そんなお芝居の基礎から叩き込んでいくのが我々 Studio Life なのである。ふふ。
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by midnight-maker | 2012-03-07 13:55 | OZ
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