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御笠ノWORLD

「絢爛とか爛漫とか」の稽古期間が、一応終わりました。私としてはあっという間に過ぎ去った稽古期間といった感じです。それだけ中身の濃い稽古を積んで来たのかもしれません。・・・いや、それだけではありません。私含め今回の出演者全員、初めての経験するタイプの「芝居の稽古」だったからかもしれません。そして、それこそが今回の舞台の「売り」で「演出意図」なのかもしれません。それは「台詞ありき」ということです。
通常芝居は、ある程度決まった動きと決まった場所で、台詞を喋っていくように稽古を重ねていくワケですが、今回はその決まった動きというのがほとんどありません。動きや立ち位置の決まりがほとんどないのです。ですから毎回違う場所で台詞を言ったり 聴いたりするという現象が起きてきます。「決めない動きをする」という稽古を重ねて来たともいえるかもしれません。これは役者にとっては新鮮だったり不安だったりすることなのであります。・・・が、もしかしたら、2回以上ご覧頂くお客様にとっては「お得」なことなのかもしれません。なにせ、役者の動きが毎回違うのですから・・・。そこに有るのは「台詞」のみです。そう、これこそが「御笠ノWORLD」なのであります。(註:私の勝手な解釈でありますが・・・)
さあ、いよいよ本番。これからもまた、稽古と違う動きで本番の芝居をして行くのでしょう・・・。毎回違う、役者の真剣勝負を是非見届けてください。じゃ、劇場でな!
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by midnight-maker | 2007-05-06 23:24 | 絢爛とか
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