2003年、当時アートスフィアと呼ばれた現在の天王洲銀河劇場、
そこで私はStudio Life公演「トーマの心臓」に
エーリクとして出演していた。
あのときは私も若く、シングルキャストのエーリクとして、
ぶいぶいと舞台を駆け回っていた。
とはいえ連日階段を駆け登ったり降りたり、フェンシングしたり、
芝居で殺されかけたりするものだから、
足の筋肉に乳酸を抱え、
逃れられない疲労と戦いながらの公演であった。
こういう場合、私は胃腸に異常が出る。
ただでさえ、出演前はあまりご飯を食べないのに、
このときは疲れも影響して輪をかけて食べなかった。
それでも、少しでも体に良さそうなものを…などと思いながら、
朝、劇場に入る際にサラダとパンと…、などを細々と買っていた。
そんなある日、あまりの忙しさに朝購入したサラダを食べ逃し、
楽屋にそのまま放置。夜、帰ってから自宅で食べた日があった。
変な味がしたのをそのまま飲み下してしまったのを覚えている。
そして、その夜吐いた。
翌日からは、もう大変な公演となった。
熱が上がり、胃腸炎の体調不良で朦朧としたまま劇場入りし、
藤原さんにことの窮状を訴えた。
しかし、シングルキャストで私がエーリクをやるしかなく、
そのまま公演を行った。
不思議なことに、エーリクを演じているときは、
自身の体調不良を忘れる事が出来たので、
楽屋でじっとしているより楽だった事を覚えている。
で、なんとか公演を終え、
慌ただしく救急車で病院へと運ばれ、入院となった。
点滴などの治療を施し、翌日は病院から劇場へ。
点滴のおかげで足の筋肉痛がとれたことは幸いだったが、
熱が高い上に胃腸炎で朦朧とした状態は拭えず、
その後の舞台は精神力でのみ立つという感じだった。
食事は粥状のものしか食べられなかったので、
いまいち、声に力が入らないこともあった。
その後、それまでの千葉からの遠距離通勤を気遣われ、
劇場横の第一ホテル東京シーフォートに
部屋を取ってもらった日もあった。
たしかにこれだけ近いと劇場通いが楽で良い。
あのホテルの部屋から眺める東京湾の光景は素晴らしく、
眩しい朝日に心を奪われたのを覚えている。
一転、目線を真下に移すとアートスフィアが見えて、
ため息などしていたなぁ。
ほんとにあの時はつらい公演だった。
Lifeにしては公演期間が短かったのは、不幸中の幸いだったな。
今回の公演は期間が長い。
疲れはあるが、今のところ不調もなく過ごせている。
もちろん食事にも気をつけている。
このまま無事に大阪まで行きたいものだ。
皆様、是非見届けてくださいね。
アデュ。
Studio Life公演「トーマの心臓」
東京公演/新宿紀伊國屋ホール
2014年5月24日(Sat)〜6月22日(Sun)
大阪公演/梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
2014年7月11日(Fri)〜13日(Sun)
詳しくは Studio Life HPへ↓
http://www.studio-life.com

わわ〜、こいつは箱に入ったウイスキーだぜ。
しかもKマーク、素敵〜。