私の元地元、松戸辺りの盆踊りといえば、
提灯のともる広場で、中央に櫓を建て、
太鼓や笛を奏でる方々がそこにいて、
地域の人々がなんとなくこれに繰り出し、櫓を囲む輪を作る。
そこで踊ったり、踊らなかったり、恥ずかしがったりするものだ。
まぁ、ほとんど周りで踊りの見物かな。
そして輪の中央では揃いのハンテンを着て上手に踊っているおば樣方が。
彼女達は自治会から依頼された、その道のプロのボランティアの方々で、
お祭りムードを華やかに盛り上げる。
会場の縁にはテキ屋などがお店を並べ、
これまた祭りムードを盛り上げる。
で、私などはこの踊りを見物しながら、
焼きそば買ったり、お酒を飲んだり…
とまぁ、こんな感じ。
しかし東京の狭い町会のそれは違う。
細い路地を封鎖し、広場とし、
櫓を建てる事もなく、飾りの提灯も数えるほど。
テキ屋も出ていないから祭りムードはそれほど感じられない。
そして地域の人々が通りに繰り出し、
道に沿ったいびつな楕円形の踊りの輪を作る。
そしてパソコンから流れる「東京音頭」などにあわせて黙々と踊る。
この踊りに参加しない方はほとんどいない。
さらに踊られている皆さんはとても上手。
振り付けも曲によって幾つもバリエーションがあり、
これらを全て上手に踊り分ける。
どこかで稽古でもしているのか?
それとも毎年参加して習得するのか?
心が千葉にある私は、
この光景に少し戸惑ってしまう。
東京のディープなところだな。